『搾乳機って本当に必要なの?』
出産準備品のリストを見て、このように思う人も多いのではないでしょうか。
栗本あやめリストどおりに買うと、とんでもない金額に…。
『絶対に必要なもの』以外はできるだけ購入したくないですよね。



でも初めてのことだから、何を節約していいのかわからないのよね。
出産後も何かとお金がかかるし、よほどメリットがない限り無駄な出費はしたくないわ。
私自身もそのように考えて出産前の購入を見送りましたが、母乳育児がはじまってみると思っていたより大変で、搾乳機の必要性を痛感しました。
手動と電動の搾乳機をどちらも使ってみた結果、電動搾乳機の便利さに驚き、半年間ずっと愛用しています。
『搾乳機は本当に必要なの?』の結論は『母乳育児をするなら電動搾乳機があった方がいい』です。
電動搾乳機から得られるメリットがあまりにも大きすぎます。
この記事では、電動搾乳機をおすすめする理由や購入のベストタイミングなどを体験をもとに詳しく紹介します。



半年間、毎日搾乳機を使っている私が、詳しくお伝えします!
搾乳機の購入を検討している人の参考になれば幸いです。
- 搾乳機を購入しようか迷っている人
- 手動と電動、それぞれのメリット・デメリットが知りたい人
- 搾乳機の購入時期に悩んでいる人
- どの商品を購入したらいいか悩んでいる人
搾乳機の活用シーン
まずは手動・電動に関わらず、どのような時に搾乳機が使用されるのかをお伝えします。


搾乳機を使う目的
搾乳機は、以下のような目的で使用することが多いです。
- 張りや痛みの緩和(乳腺炎の予防)
- 母乳分泌の維持
- 間接的な授乳
搾乳機が使われる場面
次に、実際にどのような時に搾乳機が使われるかを、私の体験を交えてお伝えしますね。
使用頻度の多かった順に発表します。
1位:母乳が乳房に残ってしまう時



そのままにしておくと痛みがでたり生産量が減ったりするので、頻繁に搾乳が必要でしたよ~。
新生児期は飲んでいる途中で疲れて眠ってしまい、母乳が空になることが稀でした。
母乳育児がようやく軌道に乗ったと思ったら、今度は遊び飲みが始まって全然飲んでくれずに、胸が張って痛かったです…。
2位:拒否された時
母乳量が増えると今度は勢いが強くなり、むせて飲んでくれなくなりました…。
圧を抜いてから授乳をすると飲んでくれるので、毎回授乳前に搾乳機を使っていました。



毎日6~7回の授乳があった頃です。
他の作業をしながら片手で搾乳できる電動搾乳機が大活躍でした!
3位:授乳を代わってもらう&時短したい時
夜間や不在時の授乳を代わってもらう時に、搾乳した母乳を飲ませてもらっていました。



寝る直前に搾乳をしておくと、長く眠れていたわよね!



搾乳機を使うと衛生的に搾乳ができるので、冷凍保存しておき、必要な時に飲んでもらうことができました。
朝の忙しい時間に30分近くも授乳の時間がとれない!という時も、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶であげています。
クチコミからは、以下のような場面で活用している人も多いようです。
保育園に預ける時
母親が先に退院した時
どちらも使用頻度が高く、ほぼ必須と言えるのではないでしょうか。
1日の使用時間と頻度
いくら便利でも使用頻度が低いなら、搾乳機を購入せずに根性で頑張ろう!と思うかもしれません。
そこで私自身の記録を参考に、1日の使用時間と頻度の目安をまとめました。



搾乳機って、どれくらい使うものなのかしら?
新生児期の例


新生児期の前半は、ほぼ3時間おきのスケジュールです。
搾乳機の1日の使用時間は2時間40分、回数は8回ほどです。
片側15分ずつ授乳すると疲れて寝てしまうため、残った母乳を片側10分ずつ搾乳機で絞るだけの生活でした。
母乳量が多く、少しでも残っているとすぐにしこりになり、乳腺炎になりかけたのです。
炎症が起きている乳房からしこりになった母乳を出すのが激痛だったため、少し手間でも予防をするようになりました。
搾乳した母乳は冷凍しておいて、母乳の出がよくない時や夫に任せて眠りたい時などに使っていましたよ。



初乳は飲んでもらいたいし、母乳育児も軌道にのせたいしでなんとか頑張りましたが、体力的に一番大変な頃でした。
生後3ヶ月頃(遊び飲み+拒否)の例


生後3ヶ月頃、搾乳機の1日の使用時間は50分、回数は6回ほどです。
周りへの興味が出てきたのか、日中の遊び飲みがはじまりました。
1日の目安量が800~1200mlなのに、計ってみると500ml程度しか飲まない日もあり、こちらも必死ですよ。
30分授乳しても飲んでくれなければ、搾乳した母乳を哺乳瓶で与えていました。
さらに、母乳の勢いでむせると拒否につながります。
毎回授乳の前に軽く搾乳して圧を抜き、なんとか拒否されないようにしていました。



昼夜の区別がついて夜に寝てくれるようになる頃です。
体は楽になりましたが、精神的に一番大変でした。
私が電動搾乳機をおすすめする理由
産院で手動の搾乳機も電動の搾乳機もどちらも試すことができたので、使い比べてから電動搾乳機を購入しています。
その時に感じたそれぞれのメリットとデメリット、そして電動搾乳機がおすすめの理由を詳しくお伝えしますね。


手動vs電動〈メリットとデメリットの比較〉
実際に使ってみて感じたメリットとデメリットは、以下のとおりです。
| メリット | デメリット | |
| 手動搾乳機 | ・安価 ・力加減で、自分好みの吸引力に調整できる | ・手が疲れる ・力加減にコツが必要で、油断すると痛い |
| 電動搾乳機 | ・手が疲れない、圧倒的に楽 ・吸引力の段階を調整でき、痛くない力で固定できる ・効率的な搾乳で時短効果あり ・搾乳中に他のことができる | ・高価 ・電源が必要な商品がある |
まとめると、こんなかんじです。
手動搾乳機:電動搾乳機の半額程度で購入できる。自分のペースで搾乳できるが、常に握力トレーニングをしているような状態で手も腕も疲れる。油断して力加減を間違うと痛い。
電動搾乳機:あてているだけなので、圧倒的に楽。手や腕の負担がない。吸引の段階が細かくあり、無理な設定をしなければ痛くない。リズムによって効率的に搾乳でき、時短ができる。ただし価格は手動の倍以上。電源の有無など、商品選びには注意が必要。



よく『洗浄が面倒くさい』と言われていますが、洗浄の手間はどちらも変わらないと感じました。
パーツの数が多少違ったところで、やることもかかる時間も変わりません。
電動搾乳機をおすすめする理由
私が電動搾乳機の購入を決めた理由と、使ってみておすすめしたいと思った理由を紹介します。
1:負担を大きく軽減できるから
電動搾乳機があれば、搾乳=休憩時間になるので本当におすすめです。
ピジョンの授乳に関する調査を見ると、どのくらいで母乳育児が軌道に乗るかがわかります。
| 生後1ヶ月以内 | 33% |
| 2ヶ月になる前 | 19% |
| 3ヶ月になる前 | 15% |
| それ以降 | 29% |
| 不明 | 5% |
生後1ヶ月の新生児期で、母乳育児が安定する人はわずか3割。
およそ7割のママは、安定しない母乳と格闘していることになります。
生後1ヶ月といえば、出産のダメージと急激なホルモン変化で、常に最悪のコンディションです。



私の場合は出産の後遺症で、生後3ヶ月頃まで中指・薬指・小指が麻痺して伸展すらできませんでした。



誰でも多かれ少なかれ、後遺症がある時期じゃないかしら。
さらに満足に睡眠もとれず、自分の顔を洗う暇すらないような極限状態の中、7割のママは胸が張って痛くなったり母乳が漏れたりといったトラブルと戦うことになるわけですね。
また、生後3か月の時点で母乳育児が安定している人も6割程度。
新生児時期が過ぎても、極限状態はしばらく続きます。



私の場合、生後3ヶ月までは自分の時間が一切とれませんでした。
生後4ヶ月頃から、少しずつ人間らしい生活が戻ってきましたよ。
こんな、少しでも体を休ませたい時期に、1日に2時40分(※)も手動で頑張るのはきついですよね。
搾乳時間を休憩時間にできる。
これが電動搾乳機をおすすめする最も大きな理由です。
2:総合的にコスパが良いから
電動搾乳機は総合的にコスパが良いと感じます。
10,000円の搾乳機を購入し、生後3か月までの3か月間、毎日使用したとします。
すると、1日あたりの金額は約112円(10000円÷90日)です。
手動搾乳機は安いといっても4~5000円はするので、手動搾乳機を使用したとすると、1日あたりの金額は約61円。



ざっくりした計算ですが、これくらいの価格差なら休憩アリの方がいいなあ。
と、個人的にはは思います!
1日たった112円で、人生で一番といえるほどの大変な時期に、1~3時間程度の休憩時間が得られるのです。
搾乳の機能だけでなく体力・時間・気持ちに余裕が生まれるという付加価値もあり、総合的にコスパが良いと感じています。



手動の搾乳機を使っていて腱鞘炎になったら、医療費やら何やらで、せっかく節約した差額がふっとぶんじゃないかしら…。
3:先のことはわからないから
搾乳機についての記事を読むと、たいてい『手動の搾乳機は母乳量が少なく、使用頻度が低い人におすすめ』と書いてあります。



確かに、あまり使わないならいいものを買う必要はないわよね。



待ってください!
そうなんですけど、状況は変わるので『やっぱり電動にしておけばよかった!』と思うかもしれないですよ。
最初は母乳量が少なかったとしても、授乳を続けていれば母乳量は増える仕組みです。
使用頻度も時間も増え、手動の搾乳機では大変になることも考えられます。
私のように、授乳前に圧を抜かないとむせて拒否されたり、遊び飲みのせいで毎回搾乳が必要になったりすることも考えられます。
赤ちゃんも母乳も常に一定ではなく、毎日状況が変わります。
状況が変わった時に大変な思いをして『やっぱり電動にしておけばよかった!』と後悔するよりは、最初から楽をした方がいいのでは、と個人的には思います。
好みはあれど手動の搾乳機にできることは電動でもできるので、電動→手動の買いなおしが発生するリスクも少ないですし、買いなおすにあたってアレコレ調査する手間や時間もいりません。



電動を買っておいて、本当に使わなくて不要だと思ったらフリマアプリに出品しちゃえばいいですしね。



使用頻度が低くてきれいな状態なら需要が高くて、半額程度で売れているわよ。
電動搾乳機を購入するのはいつがいい?
電動搾乳機を購入するおすすめのタイミングは『出産準備品と一緒に』です。



もちろん、出産後に欲しくなったタイミングで購入しても問題ないわよ!
なぜ出産前の購入をおすすめするかというと、出産後に『母乳がでるかを確認してから』『母乳量を確認してから』購入するのはあまり意味がないと思うからです。


母乳がまったくでない人は約5~8%といわれていますし(一次性乳汁分泌不全)、出産後の授乳が安定しないのも量が少ないのも当然のことです。
また、乳腺炎は産後2~3週間あたりになりやすいといわれています。
痛くなりかけてる時・痛くなった後の手絞りは激痛ですし、乳腺外来に通うのも助産師さんに来てもらうのもお金がかかります。
母乳育児をする予定があるのなら、産後の睡眠時間の確保すら難しい時期にアレコレ考えて慌てて調達するよりも、最初からどんどん使えた方が身体的・精神的・時間的に楽ができると思いますよ。
そのため、私がおすすめする電動搾乳機のおすすめの購入時期は『出産準備品と一緒に』です。
おすすめの電動搾乳機は?愛用品を紹介
ピジョンの『さく乳器 電動 handy fit+』がおすすめ!
私がおすすめする電動搾乳機は、ピジョンの『さく乳器 電動 handy fit+』です。


| 商品名 | さく乳機器 電動 handy fit+ |
| メーカー | ピジョン |
| 価格 | 定価13,200円(税込) ※販売先により約10,000円で購入が可能 |
| 電源 | 充電式(コードレス) |
| 吸引の強さ | 8段階 |
| 自動停止機能 | あり(30分) |
気軽に使える軽量&コードレスタイプ
『さく乳器 電動 handy fit+』はだいたい500mlペットボトルと同じ大きさ・重さのコードレスタイプです。
場所を選ばずに片手で気軽に搾乳できるのが、本当に便利で手放せません!
高機能の搾乳機も魅力的ですが、もし電源コードが必要な搾乳機を使っていたら、母乳育児を続けられませんでした。
毎日何回も使うものなので、気軽さは非常に重要ですよ。



1回のフル充電(2.5H)で、約1.5H使えますよ~。



育休が明けてからも、職場に持っていって使えるわね!
8段階調整で常に自分好みの搾乳ができる
『さく乳器 電動 handy fit+』は、微弱な吸引で分泌を促す準備の2段階+搾乳のための6段階、あわせて8段階の吸引力が選べます。
自分で力を加減しなくても、常に設定した強さで搾乳し続けてくれるので、とても便利です。



痛みの感じ方は人それぞれですが、私は痛いと感じたことがないです。
胸が張って痛い時も、一番弱いステップである程度搾乳してから改めて搾乳することで、なんとかなっていました!
どのくらいの強さでどれくらいの時間搾乳をしているかを、LEDライトで常に表示してくれるので、寝不足の頭でも『搾乳のやりすぎ』で痛くなることを防げて良かったです。
母乳実感と互換性アリ!直接保存できるアイテムも
『さく乳器 電動 handy fit+』は、母乳実感の哺乳瓶と互換性があります。



母乳実感ならどの哺乳瓶でも直接搾乳でき、そのまま飲んでもらうことができますよ!
セットの中に160mlの哺乳瓶とSSの乳首(2,500円相当)が1つずつ含まれているのもお得感がありますよね。
また、直接フリーザーパックに搾乳できるアダプタも、別売りで用意されています。
衛生的に母乳を保存できるので、授乳を代わってもらいたい時に大活躍していました。
電動搾乳機の中では比較的安価
『さく乳器 電動 handy fit+』は、電動搾乳機の中ではお求めやすい価格です。
定価は13,200円ですが、Amazonや楽天市場では10,000円しない価格で購入できますよ。
さらに、前項で紹介したフリーザーパックとのセット販売などがあり、まとめて買うとお得です。
私は産後、急いで夫に買ってきてもらったので、店頭で本体のみを定価で購入してしまいました…。



急いで買うと、こういうことが起きますよね。
出産前にゆっくり調べて、お得に買っておけばよかったな~と後悔しています。
「半年使った今、選ぶならこれ!」とお得に感じる商品をピックアップしておいたので、これから購入する人は、ぜひセット販売の方の購入を検討してみてくださいね。
後から追加で購入するよりも、断然お得だと思います。
★本体+フリーザーパック・アダプタのセット
セットのフリーザーパックは40mlのものと80mlのものがありますが、おすすめは80ml。
40mlも使いやすいのですが、大は小を兼ねるので、80mlの方が失敗しないと思います。



私は40mlも80mlも、どちらも使っています!
状況に応じて使い分けていますよ。
★本体(哺乳瓶の柄が選べる)+フリーザーパック・アダプタのセット
楽天市場のピジョン公式ショップのみの販売となりますが、哺乳瓶の柄が選べるセットもあります。
実際に使ってみて思ったのですが、育児アイテムのかわいさは重要です。
睡眠不足でも気分が上がると、メンタルが少し上向きになったりします。
せっかく哺乳瓶がついてくるなら、好きな柄を選ぶのも楽しいですよね!
まとめ:電動搾乳機で時短&楽をしよう♪
この記事では、電動搾乳機をおすすめする理由と、購入のベストタイミング、そして愛用品(ピジョン『さく乳器 電動 handy fit+』)について紹介しました。
電動搾乳機を半年間使っていますが、身体的・時間的・精神的な負担を大きく軽減できるので、総合的にとてもコスパが良いと感じています。
母乳育児をしようと思っているのなら、産後の大変な時期にアレコレ悩んで買うよりも、出産準備品と一緒にお得なセットを購入するのがおすすめですよ。



便利なものはどんどん使って、少しでも楽をするのも大切よ!
なお、母乳量を増やして早期に安定させる(本当の意味で楽になる)には、赤ちゃんに直接吸ってもらう頻回授乳が一番の近道です。
搾乳機はあくまで便利なサポートアイテムとして、ご活用くださいね。

