【出産レポ③】予定帝王切開の体験談|術後の痛みと回復、退院後の生活は?

不安になっている妊婦さんが安心できる予定帝王切開レポを目指して書いていきます!

前記事からの続きです。(3/3)

帝王切開当日の夜

17:20 夜勤の助産師さんとご挨拶

手術は14時頃に終わり、夜間は2~3時間ごとに以下の処置とケアをしていただきました。

  • 体温、血圧の測定
  • 産褥パットの交換
  • 子宮の戻りの確認
  • 母乳分泌の確認
子宮の戻りの確認

助産師さんが、急速に縮んでいく子宮の大きさを、指圧マッサージのように押して確認します。
私の時はおへその上から下を探るように傷口を避けて押されていたので、激痛はありませんでした。
麻酔が効いている間は押されている感覚のみ。
切れてから一番痛かった時でも、内出血したところを遠慮なく押されているくらいの痛みでした。

母乳分泌の確認

助産師さんが乳頭をつまんで圧迫し、分泌が始まったか・どのくらいあるかを確認します。
私の時は、幸いにも分泌がすぐに始まったのと、ガチガチにならなかったので痛みはありませんでした。
病院側もマッサージを推奨しておらず、少しつまんで分泌しているのを確認して終わりでした。
かなり、個人差と病院の方針に寄ると思います。

まだ麻酔も効いていますが、感覚はお腹の上の方から徐々に戻ってきています。
痛みや気になる症状はなく、友人や親戚に写真を送ったりして過ごしてました。

栗本あやめ

気持ち悪くなったり痒くなったりといったことはなかったのですが、後陣痛と麻酔が切れることに怯えていました…。
硬膜外麻酔がないので、ずっと恐怖に震えていました。

19:30 熱が出る

熱が出ていることに気づきます。
3時頃まで、38℃以上の高熱が続きました。
熱以外の症状はないですが、とにかく熱いためアイスノンを借りました。
(※子宮筋腫の手術をした時も術後に高熱が出たので、体質なのかもしれません)

20:00 飲みもの解禁

飲水の許可がでます。
だいぶ麻酔は切れてきて鈍い感覚がありますが、痛みはありません

麻酔の後は急に頭を高くすると気持ち悪くなることがあるようなので、慎重に電動ベッドを動かして上体ごと起こし、ストローキャップ付きのペットボトルで水を飲みます。
9時間ぶりのお水はおいしい!
奮発して南アルプスの天然水を持ってきていて大正解でした!

頭を動かさずに水やスマートフォンがとれるよう、手術前にベッド周りの環境を整えておいてよかったです。
本当に必需品だと思います。

23:00 痛み止めの点滴開始

麻酔が切れて、感覚が戻りました
麻酔はここでおしまいとなり、痛み止めの点滴に切り替わります。

痛みを我慢できなければ飲み薬もあるのでナースコールを押すように言われます。
「点滴をしていても我慢できないほどの痛みになるのか…」と絶望しました。

子宮の戻りが悪いらしく、悪露がドバドバでているそうです。
塊が出る感覚があったら、すぐにナースコールを押すように言われました。

8:00 無事に朝を迎える

フットマッサージの『ぷしゅー、ぷしゅー』という規則的な音のせいで全然眠れませんでしたが、痛いイベントは何もなく朝を迎えました。

帝王切開当日の夜は、私自身も助産師さんも驚くくらい痛みがはありませんでした。
子宮の収縮が悪すぎて後陣痛が軽かったのかも…?

帝王切開後の入院生活

術後1日目(帝王切開翌日)

朝、フットマッサージと酸素マスクが外されました。
術後1日目は痛み止めの点滴と希望時の内服薬で痛みの管理をしていきます。
数時間ごとに子宮の戻りの確認は続きます。

朝食から飲食が解禁され、3部粥からスタートです。

午後には歩行訓練が始まります。
念のため処方されていたロキソニンも飲んだおかげか痛みはなく、傷口が突っ張る感じのみでした。
お腹に力を入れたり曲げたりはできませんでしたが、ベッド柵につかまって腕の力で上体を起こし、前かがみで点滴棒を支えにして歩けました。
病院の方針は『練習のための歩行はOK・無理はせずにベッド上安静をしていて良い』でしたが、内臓の癒着を防ぎたかったのでなるべく歩くようにしてました。

歩行ができると、尿のカテーテルが外れて快適になりました!
この時点で、左腕の点滴とおへその下のドレーンのみになったのでだいぶ身軽です。
術後の何が嫌って、体からいろいろな管が出ていると動きずらく、本当に不快なんですよね。
体の清拭と、持参したドライシャンプーのおかげでリフレッシュできました!
術後のドライシャンプーは泡が出るスプレータイプのものよりも、シートタイプが断然いいですよ。
値段も安いし、扱いが簡単でベッドの上から動きたくない術後にぴったりだと思います。

尿のカテーテルが外れても、排泄の管理は続きます。
トイレに受け皿のようなものをつけて、排泄のたびに尿の量を測って記録をしました。
これは3日目まで続きました。
私の場合、悪露がたくさん出ていたのでトイレに行く度に大変でした…。
悪露は生理に似ていますが量が桁違いで、尿のようにドバっと出るので毎回汚れないかひやひやです。


帝王切開だと悪露がたくさん出ることが多いようで、大きめの産褥パットを持って行った方がよいですよ。


悪露が多いと汚れる&2日間程度しか使わないので、産褥ショーツは使い捨て感覚で安いものを持っていけばいいと思います。
寝たきりの時に助産師さんが見るものなので、汚れが目立たない濃い色の方が気持ちの抵抗が少ないかもしれません。
そして術後はむくみも出たので大きいサイズを選んで正解でした!

新生児室にいる娘には授乳のタイミングで部屋にきて、母乳を吸う真似をしてもらいました。
お腹とクッションの間に隙間ができるタイプの授乳クッションを持参していたので、傷口に当たらないように授乳ができてよかったです!

2日目

痛み止めの点滴が終わり、内服薬のみで痛みの管理になりました。
安静にしていればほとんど感じませんが動くと鈍い痛みがあるため、いちおう6時間ごとにロキソニンを内服します。
ヘモグロビンが7.5g/dLまで下がっていて、オレンジ色の鉄の点滴が始まりました(12.0g/dL以下だと貧血)
子宮の戻りも良いとはいえず、引き続き要観察です。

カロリー多めの産後食がはじまり、シャワー浴も解禁されました。
傷口にはフルーツキャップのような網状のスポンジが当てられ、その上からラップのようなシールが貼られていて、見えない・触れないようになっています。
1日ぶりのシャワーでしたが、悪露が常に大量に出ていて蒸れていたり、熱で発汗したりだったので、さっぱりしてとても気持ち良かったです!

術後の使い捨て腹帯を、自前の腹帯に交換しました。

この腹帯のLサイズを使っていたのですが、生地がやわらかいのにしっかりと傷をカバーしてくれて手放せず、洗いかえ分も追加で買って、産後1か月くらいまで毎日愛用していました。
腹帯は良いものを買ってもいいかもしれません。

また、産褥ショーツも産後のショーツへ交換しました。

子宮筋腫の手術の時に、子宮が腫れて膨満+ただの大きめショーツでは傷にこすれて痛いという経験をしたので、やわらかい生地+大きいサイズのものを探しました。
結果、これで大正解。まったく傷に響かず、痛くなかったです。

2日目からはいよいよ、母子同室が始まります。
午前中にシャワーを浴びて点滴をすませ、午後になるとコットに入った娘が運ばれてきました。

ミルクのあげ方と調乳方法を教わり、3時間ごとに母乳とミルクをあげておむつを替えて…の新生児のお世話の始まりです。
かわいいのですが、首はぐらぐら・体はほにゃほにゃで怖い!の気持ちが先にきます。
全ての動作がおそるおそるで、本当に神経を使います。

娘の場合は、ほぼ3時間ごとにおむつ交換をして母乳30分(片乳15分ずつ)・ミルク15分・げっぷ5分、コットに寝かせるとすぐに寝るといった具合で、だいたい1時間お世話したら2時間待機のサイクルでした。
助産師さんが同席してくれるので、質問などもできて安心でした。

不思議とお世話をしている間は傷のことを忘れているみたいで、傷口の上で抱っこしても痛みは感じなかったです。
貧血がひどくたくさん寝て回復したかったので、夜は娘を新生児室に預けましたが、授乳のタイミングで起こしてもらいました。
初乳をできるだけあげて母乳の分泌を軌道に乗せたかったのと、子宮の収縮を促したかったからです。
夜間は20~21・23~0・2~3・5~6時に授乳をして、終わって預けて片付けて寝付いて、といった流れだったので、合間に1時間半ずつ寝れたらラッキーでした。

出生届:何も言わないと退院時にもらえる病院が多いようですが、入院時に「早めがいい!」と希望を伝えておくと早めにもらえることがあります。私の場合は、この日のAMにもらうことができました。

3日目

10時に娘を預けて沐浴をしてもらい、その間に私は入浴と点滴を済ませます。
3時間ごとに娘のお世話をする以外は、ゆったりと過ごすことができました。
悪露も少し落ち着き、子宮の戻りチェックも6時間おきになりました。
ロキソニンをお守りがわりに飲んでいましたがほとんど痛みは感じず、ベッドからの移動もスムーズです。

4日目

医師が回診に来て、ドレーンを抜去してくれました。
貧血が治らず、点滴は続行です。
この日は娘のお世話の合間に体重測定退院後の生活指導があったくらいで、ゆっくり過ごせました。


さて体重ですが、3kg強の赤ちゃんと約1kgの羊水と胎盤が出たのですから、少なく見積もっても4kgは減っているはず。
しかしいざ体重計に乗ってみると、なんと出産前の臨月の体重と変わらず不思議ですよね…。

妊娠前の体重に戻ったのは4か月後でした。
(母乳が軌道にのってからは体重が減るのも早かったです)
それでも産後1か月くらいはお腹もへこまず、妊婦っぽい体型をキープしてました。
もう赤ちゃんはお腹にいないのに、不思議でした…。

退院後の生活指導では『あなたの身体はこんな状態だから、しばらく静養しましょうね』ということを、さまざまな角度からアドバイスいただきます。
産後の健診や相談先の案内なども受けました。

母乳の分泌が増えるにつれて、お腹が減るスピードも速くなりました。
産後食はボリュームもあって食べ応えがあったのですが、メニューはいつも面白かったです。

5日目

最終日は忙しく、貧血のために後回しになっていた沐浴指導・調乳指導、それから産婦人科医の診察を受けました。
娘の授乳とお世話の合間に呼ばれて行われるので、ゆっくりする時間がほとんどありません。

沐浴指導

助産師さんに指示をもらいながら、中腰で沐浴を実施。
痛みなどの影響はありませんでした。
それよりも落としてしまわないか怖かったです。
※術後3日目までは姿勢によって痛みがあったので、きつかったかもしれません。

調乳指導

粉ミルクメーカーの栄養士さんが来て、粉ミルクの作り方や注意点を教えてくれました。

産婦人科医の診察

妊婦健診の時と同じように内診台に上がり、子宮や傷の様子を診察します。
子宮の収縮や内容物も、問題ない範囲とのことで一安心です。
退院後の薬の処方は、このタイミングでしてもらえました。

やはり貧血がよくなっておらず7.5g/dLから変わりませんが、最後の点滴をして終わりになりました。
6日間も点滴を刺しっぱなしだと腕が痛くて、ようやく点滴が取れてホッとしました。

この日は退院後の生活に備え、夜は娘を預けて6時間ほど連続で眠らせてもらいました。

6日目

朝一で娘の沐浴をすませ、11時頃に退院です。
6日目ともなると傷の痛みはまったくなかったので、娘を抱いて車に乗り込むことは問題なくできました。

手術後は安静にしていれば気にならない程度の痛みがあり、4日目までは動くと痛むので慎重に動きたいというかんじでした。
子宮の収縮は悪かったのですが、帝王切開だから回復がひどく遅れるといったことはなく、4日目からは普通に動けていましたよ。

とよちゃん

個人差があるので何とも言えないけど、痛くなかったケースもあるという事実に少しでも安心してもらえたら嬉しいわ!

退院後の生活

帝王切開の影響はほとんどなかったのですが、退院後の困った症状をメモしておきます。

長引く悪露

産後1か月間、悪露が続きました。

少し動く(スーパーへ買い物など)と生理の多い時のような鮮血や塊が出るので慌てて安静にする、を繰り返していました。

帝王切開だと長引くのはよくあることらしいですが、処置が必要になるケースもあるらしく心臓に悪かったです…。

手のしびれ

産後3週間後から、右手の中指・薬指・小指がしびれました。

起床時はほとんど動かせないほどの強いこわばりで、指を曲げることができなかったです。

指が曲がらなくても新生児のお世話は止まれないのがつらかったです。
4週目からは抱っこしていないとギャン泣きするようになり地獄でした…。

産後の1か月健診で相談すると、急激なホルモンの変化によって橈骨神経が圧迫されているのではないかと言われ、様子見となりました。

1か月しても治らなければ整形外科を受診するよう指示がありましたが、ちょうど生後2か月頃は歯みがきをする時間もとれなかったので、自分のための受診をする余裕がありませんでした。

忙殺されるうちに、気付けば4か月ほどで消失してました。

脱皮

産後2か月で、脱皮としか言いようがないほど大量の皮がむけました

お腹・二の腕・腰回り・太ももの皮膚が日焼けした時のように剥がれ落ち、ものすごーーーくかゆかったです。

まとめ

当ブログの出産レポ①~③では、これから出産を控えた人のために『痛くなかったよ』『大丈夫だったよ』を前面に、私の予定帝王切開の体験談を紹介してきました。

結果的に痛みが少なかっただけで、恐怖や不安と戦いながらのはじめての出産だったことに変わりはありません。

『帝王切開は楽だったよ!』という意図の記事ではないですし、決して楽なわけでもありません

どんな出産方法でも、出産前の恐怖と不安、出産後の身体・精神の急速な変化が起きている中での新生児への対応のキツさは変わらないと思います。

それでも、私自身がそうだったように『痛みが少ない予定帝王切開になった人もいた』というひとつのケースを知っていれば、『いつどんなことが起こるのか』を知っていれば、少し安心できるのではないかと思って記事にしました。

この体験談で、少しでも不安を軽くするお手伝いができたら嬉しいです!

帝王切開にかかった費用帝王切開の必需品などのお役立ち情報もまとめています。

ぜひあわせてご覧ください。

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